2026/05/11 20:00
9人組進化系ミクスチャーユニットSUPER★DRAGONが、【SUPER★DRAGON LIVE TOUR 2026「Studio」】を大阪、東京、福岡で開催した。ライブでは、新曲「Studio」をサプライズ公開。本稿では、4月19日の東京・Kanadevia Hall昼公演の模様を伝える。
【SUPER★DRAGON LIVE TOUR 2026「Studio」】は、クリエイティブとエモーションが同居した“制作現場”そのものだった。特にこのライブのために制作された新曲「Studio」は、タイトルが示す通り、作品がスタジオで生まれる瞬間をライブとして体験させてくれた。ステージ上では音楽が形になるまでのプロセスが次々と可視化されていき、観客はそのまま“創作の渦”へと巻き込まれる構成に。楽曲制作、録音、表現の裏側――普段は見えないはずの工程をライブという形で切り取ったステージングは、メンバー自らが楽曲制作に取り組んでいるスパドラならではのアイディアだ。昨年の【SUPER X】以来のツアーとなり、それ以降にリリースされた楽曲の披露は元より、旧知の曲もアレンジがアップデートされて、SUPER★DRAGONの“今”が息づいていたライブだった。
楽の発する脱力系「すーぱー★どらごん」から始まる「やっばい」でライブはスタート。ライブのメインビジュアルのスーツとメガネという装いで、悪ガキ感満載のこの曲を1曲目に持ってきたのは意外な選曲。ライブ初披露となる楽曲だが、「この曲、こんなに踊る曲なんだ」という驚きもあり、序盤から会場の熱量が一気に跳ね上がる。ステージ上には左右にブラウン管テレビを模した2階建てのセットがあり、縦に高さが出せる仕様に。洸希のシャウトがアクセントとなった「Shut Up,Shout Out」などではこのセットで縦の導線を上手く使っていた。ハードなロックサウンドが映える「Break off」までをイッキに駆け抜けると、挨拶を挟みクールダウン。ボーカルメインの「NPC」では、美しい群舞も披露。洸希のエンディング妖精は、ボル(ほっぺた)ハートでかわいく決めた。
ユニット曲は、前半に。年下5人(伊藤壮吾、田中洸希、池田彪馬、松村和也、柴崎楽)のTHUNDER DRAGONは、ダンスが美しい「Athena」で大人なムード漂せると、年上4人(志村玲於、古川毅、ジャン海渡、飯島颯)のFIRE DRAGONは、椅子なしバージョンで「Good Times & Tan Lines」を披露。もちろん、腹チラタイムは健在だ。ユニット曲の間には、前後とは真逆のテンションが上がる「Don’t Turn It Down」で全員がアリーナフロアに降りて通路に配置された箱馬の上で歌ったが、至近距離でじっくり歌う姿が見られるのは貴重だった。
interludeで一呼吸置くと、今度はボーカルチーム、ダンサーチームにフォーカス。毅、ジャン、和哉、彪馬、洸希のボーカルチームがステージ中央に一列に置かれたスタンドマイクの前で「Fingerprints」をしっとり歌い上げてボーカル力を見せつけると、玲於、颯、壮吾、楽のダンサーチームは、ジャズを基調としたパフォーマンスで魅せ、ラストに口で手袋を外した瞬間、客席に「キャー」という声があふれた。
暗転すると、ステージには長テーブルが置かれ、テーブルを前に一列に座るメンバーたちが登場。まるで「Concealer」のミュージックビデオの再現のような演出で、手元にある書類を見たり、丸めて投げたり、最後はその書類が舞うという華やかな演出が見せ場を作り、前半のハイライトとなった。
幕間映像でインターバルを置いた後は、なんと新曲「Studio」を公開! ジャンが1人で機材の前に立ち、生でドラムマシーンを打ち込みトラックを作っていくと、和哉が登場し、ヘッドフォンをしてマイクの前に立ち、そのトラックに乗せてラップを始める。まるで、レコーディングスタジオを再現したかのような、“制作中のアーティスト”の空気をそのままライブ化した演出だ。その後全員が出てきて、ジャンと玲於によるコレオでラフなムードを作り上げた。この新曲「Studio」のステージこそが、SUPER★DRAGONの現在進行形といえるだろう。
ここからイッキに後半戦へたたみかける。毅の「We are Dark Heroes!」という雄たけびで壮大な「Dark Heroes」へ。「Jungle Gym Kings」でテンションを上げていくと、「Downforce」では白い紗幕が降りてきて、「Omaejanai」ではその紗幕がジャンと洸希のアジテーションに合わせてゆらゆらと揺れ、勢いと熱量のピークへと導く。ラストに楽が何かを掴んだようなアクションをしたのが印象的だった。
ジャンの「東京最高! 楽しんでる? 今日みたいな最高の瞬間をみんなと過ごせて嬉しい。俺たち、青春の続きやってるから、青春の新曲やっていい?」という言葉で、4月5日に先行配信リリースしたばかりの爽やかなボーカル曲「NUMBER」に突入。玲於、和哉、楽が野球をするジェスチャーで楽しくパフォーマンスすると、本編の最後は、オープニングと同じ楽の「すーぱー★どらごん」から始まる「So Woo(Remix)」で会場はダンスの嵐に飲み込まれ、洸希のBeatboxがライブをクライマックスに導いた。
アンコールの「相合傘」は、メンバーが会場のあちらこちらから登場して会場を練り歩き、ファンが歓喜。続けてステージに集まって歌ったのは、昨年のドラフェスで初披露された音源化されていない「NEBOU」。この曲では玲於、颯、壮吾、楽というレアなボーカル陣とのコール&レスポンスを楽しんだ。
トークではライブを振り返り、洸希が「セトリ決めの段階から1曲目が大事だと思っていたから、『やっばい』という案が出て『それだ!』となった」と話すと、毅は「『やっばい』の洸希と壮吾の歌詞は、ジュエリーのダイヤと電車のダイヤ、Icy(ヒップホップのスラングの高価なジュエリー)とICカードがかかっている」と説明し、そこからわちゃわちゃトークが止まらない。壮吾が和哉の生誕グッズのポーチを3個買ったという話題では、壮吾が「使う用、保管用、保管予備用」と明かして爆笑を誘うと、ジャンが「俺にもそれくらいの感謝を見せてほしい」と訴え、和哉が「じゃあ、今だけジャンくんの隣に行きなよ」と壮吾をジャンの隣に行かせると、ジャンが壮吾の肩を組んでファンを喜ばせた。また、「NEBOU」の話題では楽曲のディレクションをしたジャンが「壮吾の声がよく出ていた」と言って壮吾をハグして再び会場を沸かせた。
最後の「Reach the sky」では会場と一緒にタオルを回し盛り上がり、肩を組んで歌う9人とファンが一体感に包まれた。結成11年目に突入し、そのチームワークとクリエイティビティがライブにも上手く反映されている。自分たちの進む道を自ら切り開いているSUPER★DRAGONの気概が感じられる公演だった。
Text by 坂本ゆかり
Photo by 高橋まりな
◎公演情報
SUPER★DRAGON LIVE TOUR 2026「Studio」】
2026年4月12日(日)大阪・NHK大阪ホール
2026年4月19日(日)東京・Kanadevia Hall
2026年5月9日(土)福岡・福岡国際会議場
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像







SUPER★DRAGON、ニューシングル『Call Me Asap / NUMBER』リリース&【DRA FES 2026】開催を発表
SUPER★DRAGON、アニメ『ダイヤのA actII -Second Season-』EDテーマ「NUMBER」配信リリース&MV公開
Cuegee(SUPER★DRAGON・松村和哉)、“自由でありながらも孤独”を「Liberty」MVで表現
INI、遊び心をまじえながらダンスを楽しむ「DUM」パフォーマンス映像を公開
なにわ男子、新曲「ビーマイベイベー」先行配信スタート














